
下村 美佐(しもむら みさ):
ピアニスト、作曲家、即興演奏家。1977年 三重県生まれ。過去20年間、フリー・インプロヴィゼーションと現代アート・シーンを中心に活動している。近年は、音の知覚の生理学、物理的空間と音響の関係、新しい楽器の実験などに興味を持っている。これまでに様々な国(主にドイツ、ポーランド、日本)でのコンサートを経験し、映画の音声やラジオ作品にも携わる。現在は、ベルリンとポズナンを中心に活動。

1999年から2006年まで、三重県で知り合ったヴァイオリニスト・即興演奏家の宮嶋哉行とともに京都ネオクラシカルデュオTHIS=MISAxSAIKOUのピアニストとして活動。この間に即興演奏を始め、ピアノ・ソロ・コンサートも開催するようになる。2002年スイスのニヨン国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞を受賞した茂木綾子監督のドキュメンタリー映画『Ask the Wind』の題材となる。2003年トーマス・リーデルスハイマー監督による映画『Touch the Sound – A Sound Journey with Every Glennie』では、フレッド・フリスや鬼太鼓座などのゲスト・ミュージシャンとともにピア二ストとして出演している。以来、映画監督のヴェルナー・ペンツェル(シネノマド)や茂木綾子、コンテンポラリーダンサーの森下真樹、音楽家のバルツ・ニール、シモン・ヤクボフスキ、大岡英介、現代美術家のミコライ・ポリンスキ、荒木紀裕など、数々のアーティストと交流している。ピアニストとしては、ヨハン・セバスティアン・バッハやジョン・ケージの作品などを演奏。2006年、スイスの国際アートプロジェクト「ラボラトワー・ヴィレッジ・ノマド」に招聘される。2008年から2010年まで、同アートプロジェクト「jour par jour ice」のメンバーとして、ドイツ人の映画監督ヴェルナー・ペンツェル(シネノマド)や日本人写真家の茂木綾子とともに活動。2009年、プロジェクトは淡路島に移る。2010年、あいちアーツチャレンジ音楽部門優秀賞を受賞、愛知芸術劇場コンサートホールにて演奏。

2010年10月、ドイツに拠点を移し、ベルリンのB-flat(2010年11月)、ミュンヘンのバイエルン2ラジオ「hör! spiel! art mix」(2011年7月)、ベルリンのエマーソンギャラリー(2012年1月)、ドイツグループ分析・グループ心理療法学会 (2012年6月)などで演奏活動や展示を行い、音楽家としての経験を積み重ねる。
近年(2020-2024年)は、現代美術家ミコライ・ポリンスキなどとの共同作品の発表を通じ、活動の場がアートシーンにも広がる。
また、数々の場所で様々な音に関するワークショップを開催し、日頃はピアノ講師としても活動する。
私生活では、2013年に現代美術家ミコライ・ポリンスキ(ポーランド人)と結婚、二人の男の子に恵まれる。

主なソロコンサート
2018 「ソナチネ・オブ・カオス」アーカイブ・オブ・アイデアズ、ポズナン(PL)
2014 ピアノハウス即興演奏、ピアノハウス、ポズナン(PL)
2013 「ピアノ・スペシャル」Ausland、ベルリン (DE)
2013 ピアノソロ即興演奏、ギャラリー Naprzeciw、ポズナン (PL)
2013 ピアノソロ即興演奏、スコキ市立図書館 (PL)
2010 アーツチャレンジ2010「ミールナイフ」入賞、愛知県芸術劇場 (JP)
2010 ピアノソロ即興演奏 B-Flat、ベルリン (DE)
主なコンサート
2025 「Beyond the reconstruction」シモン・ヤクボフスキとの共演、Naprzeciw ギャラリー、ポズナン (PL)
2025 「Duo Improvisation」Inesik(ダンス)との共演、UrBANGUILD、京都 (JP)
2020 「耳を裂く静寂 1/2020」シモン・ヤクボフスキとの共演、 ポール・ゲルハルト教会、ベルリン (DE)
2016 「東京ポズナン即興音楽祭 FRIV 2016」セントラム・アマラント、ポズナン(PL)
2015 「サウンド・カルティヴェイション」レストラン・カルティヴェイト、三重 (JP)
2013 「ラ・オルケスタ」宮嶋哉行との共演 他 アバンギルド, 京都 (JP)
2008 「Lore of Moments,」フレッド・フリスとの共演 他 ラボラトワー・ヴィレッジ・ノマド、ラ・コルビエール城 (CH)
2008 「Sommer am see, ete au lac」バルツ・ニール、エキスポパーク、ビエル (CH)
2007 「スピー」ダンサー森下真樹と共演、秋吉台国際芸術村、京都芸術センター(JP)
2004 「フーガ」ダンスカンパニーモノクローム・サーカスと共演, 京都文化ホール (JP)
2003 「JOHN CAGE MIX 2003」京都造形芸術大学 (JP)
主な個展
2022 「赤のもの」ボイチェフ・ゴロンチニャック(画家)との共同作品, ギャラリー Naprzeciw (PL)
2020 「オン・エア」ミコライ・ポリンスキ(現代美術家)との共同作品、ギャラリー Sztuki (PL)
2015 「ピアノでドローイング」ミコライ・ポリンスキとの共同作品、国立応用科学大学、コニン (PL)
2015 「ノイジズ・オブ・ユートピア」ミコライ・ポリンスキとの共同作品、伊勢現代美術館 (JP)
2015 「ドローイングの音」ミコライ・ポリンスキとの共同作品、ターミナル08 ギャラリー, ゴジョフ (PL)
2012 「ノイジズ・オブ・ユートピア」ミコライ・ポリンスキとの共同作品、エマーソンギャラリー、ベルリン (DE)
2010 「2台のピアノとギャラリー・スペースのための作品」ミコライ・ポリンスキ、シモン・ヤクボフスキ(ピアニスト)との共同作品、ギャラリー Oko Ucho (PL)
2010 「テシゴトノオト」展、ヴェルナー・ペンツェル(映像作家)、茂木綾子(映像作家、写真家)との共同作品、アサヒ・アートフェスティバル、淡路島アートセンター
2008 「ブルー・フーガ」ミコライ・ポリスンキとの共同作品、ギャラリー Ako Ucho (PL)
グループ展
2024 「ジョーカー」ハウス・アム・リュツォフプラッツ、ベルリン(DE)
2023 「響き合う視線」伊勢現代美術館 (JP)
2022 「マス・クリティカル」ギャラリー Działań、ワルシャワ(PL)
2022 「国境地帯」Stary Browar、ポズナン(PL)
2020 「目で聞く」キュレーション:ヤロスワフ・コズウォフスキ、ミュージアム Susch(CH)
2019 「目で聞く」キュレーション:ヤロスワフ・コズウォフスキ、アーカイブ・オブ・アイデアズ、ポズナン (PL)
2018 「ポーズ – プレリュード -」ハウス・デア・クンスト、ミュンヘン(DE)
2018 「逆さまに見ること」伊勢現代美術館(JP)
2016 「Ingerencje」ルブスキエ美術館、ゴジョフ(PL)
2015 「オルタナティブ・ビューズ」ハウス・アム・リュツォフプラッツ、ベルリン(DE)
2015 「Ortstermin Moabit」ティアガルテン美術教会、ベルリン(DE)
2013 「Grottgera 15/9 ワーク・イン・プログレス」ギャラリー Naprzeciw、ポズナン(PL)
映像作品
2011 「日本からの手紙」監督:茂木綾子とヴェルナー・ペンツェルによる難民の子どもたちのドキュメンタリー (JP)
2009 「ディス・モーメント・イズ・ノット・ザ・セイム」 監督:マリオン・ノイマン、ドキュメンタリー映画 (DE) スイス、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭出品
2008 「島の色、静かな声」監督:茂木綾子、ドキュメンタリー映画 (JP, DE) 東京国際映画祭出品、スイス、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭
「同じ日本とは思えない美しい島で、静かに、正直に生きている人々から、何が大切で、何が豊かなのかが、優しく、静かに伝わってくる。染色家の石垣さんの語る「ゴミになるような物なら作らないほうがいい」という言葉に深く感動しました。」(役所広司/俳優)
2003 「タッチ・ザ・サウンド」監督:トーマス・リーデルスハイマー、ドキュメンタリー映画 (DE) ヨーロッパ映画賞ドキュメンタリー賞、ドイツ映画賞音響編集賞、ドイツ映画賞観客賞
「私たちは皆、それぞれのサウンドを持っていると信じています。私たちはユニークに構成され、体重も違えば、スタンスも身体的スタンスも、攻撃手段も、楽器へのアプローチも違います。しかし、もっと重要なのは、私たちは自分自身の中で異なる音を聴いているということです」。(エヴリン・グレニー『Touch The Sound』)
2002 「風にきく」 監督:茂木綾子、ドキュメンタリー映画 (JP、DE) スイス、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭入賞
サウンドワークショップ
2023 「響きあう視線」音とドローイングのワークショップ、伊勢現代美術館、三重 (JP)
2018 「ピアノワークショップ・ポズナン」 (PL)
2015 「こどもコンサートーノイジズ・オブ・ユートピア 伊勢」伊勢現代美術館 (JP)
2012 「こどもコンサートーノイジズ・オブ・ユートピア ベルリン」エマーソンギャラリー ベルリン (DE)
2008 「ミサと遊ぼ」アーティスト、タノタイガさんのプールにて。アサヒ・アートフェスティバル、淡路島アートセンター (JP)
2006 「耳のコンサート」ラボラトワー・ヴィレッジ・ノマド、ラ・コルビエールのお城(CH)
2005 「THISと遊ぼ!」主催:カフェ・ことばのはおと、京都 (JP)
2004 「エイジアス」トヨタ・子どもとアーティストの出会い2004 in 京都 実行委員会、京都教育大学附属桃山小学校 (JP)
主なCD
2021 「ソナチネ・オブ・カオス」ピアノソロ即興 / アーカイブ・オブ・アイデアズ (PL)
2013 「ノイジズ・オブ・ユートピア」ミコライ・ポリンスキとの共同作品/ ギャラリー Naprzeciw (PL)
2011 「バッハ・アンド・バック」 エマーソンギャラリー(DE)
2010 「なないろ」ソロ作品 / no label (JP)
2008 「ブルー・フーガ」ミコライ・ポリンスキとの共同作品 / ギャラリー Naprzeciw (PL)
2007 「フライング・レター」スイスやドイツのお年寄りの歌声を集めた作品/ (JP)
2005 「光」勝野タカシ / Cafe Independants Label (JP)
2004 「ラ・ディスタンス」THIS=MISAxSAIKOU / Cafe Independants Label (JP)
「僕がrA distanceをはじめて聴いた日は、グレイな日だった。聴いた後、ぼんやりと夢見るような気持で、思わぬ変化と目にみえない不思議に驚いている自分に気付いた。その日はまだグレイ。でも僕の心はもう違った。」(ヴェルナ-・ペンツェル/映画監督)
2004 「タッチ・ザ・サウンド」サウンドトラック/ Normal Germany (DE)
2001 「コネクション」THIS=MISAxSAIKOU / inging Label (JP)

これまでお世話になった主な関係各位:
日本:
伊勢現代美術館、UrBANGUILD、淡路島アートセンター、ノマド村、P3 art and environment、秋吉台国際芸術村、京都芸術センター、京都芸術大学、+1art、安泰寺、ギャラリー上野屋、明和斎王祭り、アサヒ・アートフェスティバル、公益財団法人アサヒグループ財団、アサヒグループ大山崎山荘美術館、トヨタ・子どもとアーティストの出会い2004 in 京都 実行委員会
ドイツ:
D3G ドイツグループ分析及びグループ心理療法学会、EFPP 欧州精神分析心理療法連盟、BR2 バイエルンラジオ、Haus am Lützowplatz、SprachCafé Polnisch Berlin、Ausland
ポーランド:
ギャラリー Naprzeciw、ARCHIWUM IDEI、ポズナン芸術大学、Estrada Poznan、ギャラリー Sztuki、ギャラリーDziałan、ギャラリーTerminal08
スイス:
インターナショナル・アーティスト・レジデンス Laboratoire Village Nomade、老人ホーム EMS Les Mouettes





